先日のツアー初日を皮切りに、いよいよ2017年彗星のスタート。今年は色々と動きます。
まずは昨年リリースした「SuISeI」のレコ発ツアーが開始されました。初日は結成以来ずっとお世話になっている米沢LIVE ARB。沢山のお客さん、熱い対バン陣に囲まれて全力衝突出来ました。一緒に遊んでくれた皆さん、本当にありがとうございました。最高楽しかったな。さあこれからARBを飛び出して、東日本中心に衝突してこようかと思います。アルバムを作って、レコ発企画を終えた時に単純にもっと色々動きたい、なんかやってやりたいと思った。他の場所でやりたい気持ちは前からあったけど、このまま待ってるだけじゃ多分やらないで終わるな、と(なかなか他のイベントに誘われる機会もないし笑)。ロックバンドをやってる以上は自分たちのやってるロックンロールを色んな人達に観て欲しいし、俺らが知らん所で頑張っているカッコイイバンドと繋がりたいし、その土地土地のうまい物も単純に食いたい(笑)。ツアーをやる理由としてはシンプルで十分でしょう。「自分で動き出さなきゃ何も始まらない夜に、何かを叫んで自分を壊せ」って、昔H jungle with Tが歌ってたそれに近い。売れてる訳でもなければ、友達が多い訳でもないし、はたまた婚活を薦められる年齢な訳です(笑)。ツアー回るのは大変だ、なんていうのは大概目に見えてるけどあんまり気にしてない。それでもいいからやりたいと思った。このバンドには何か感じるものがあるんですわ。普通じゃ見れない何かが見れそうな予感がする。
今回のツアーを組むに当たって力強いご協力を頂いている各地の先輩方には本当に感謝致します。関東方面を全面的にサポートしてくれたワニー先輩(企画もありがとうございます！)、秋田のだーよしパイセン、酒田MFゆうじさん、北上のゲンさん、バーラン内村さん。そしてツアー用にPR映像を編集してくれた輝彦さん。俺達には強力なサポートをしてくれる人達が沢山いました。いつも応援してくれる皆さんも含めて。各地で純度500のロックンロールな衝突を食らわせれるように気合入れてやりたいと思います。負けねえぜ。今回はツアーグッズなる物も準備してみました。定番のアレとアレです(初日には残念ながら間に合いませんでした、、ごめんなさい)。俺らがフロアにいる時はお声掛け下さい。トークのみでもロンのモチ大歓迎！でも、もし良かったら是非買ってって下さい(懇願）。
そして告知が解禁となりました。この度、彗星の所属レーベルであるLife Live Recordsの名義でキングブラザーズの東日本ツアー山形編をコーディネイトさせて頂きました。まさか自分にビッグバンのような影響を与えたバンドのツアーを組む事になろうとは全然予想もしていなかったし、実現に向け着々と進展し、未だに興奮冷めやらぬ。感情は高揚の渦中です。キングブラザーズの音源はほぼ持ってるし、ライブもかなり観に行っていたんだけど直接的な繋がり（以前、山形県新庄市に来た時にも話が出来たけどそれだけ）がある訳ではありませんでした。
2015年9月13日「WAKE ME!!! SHAKE ME!!! #1」に行くまでは。
「WAKE ME!!!SHAKE ME!!!」は元々友人であり、HOBO.っていう古着屋を経営していたベスが始めたイベント。俺にとってベスはすんげーブッ飛んだ姉ちゃんって感じの存在。性格もかなりブッ飛んでいた（笑）けど気さくで話しやすいカッコイイ姉ちゃん。聴いてる音楽、ファッションセンスもカッコイイし、まさにロックンロール。そんなベスはTHE NEATBEATSが大好きでよくライブに遊び行ってたらしい。それでベスがTHE NEATBEATSを米沢に呼びたい！ってなった時に、イベントを組む事がきっかけで始めたのが「WAKE ME!!!SHAKE ME!!!」だった。カッコイイバンドとカッコイイお客さんでカッコイイパーティーをやる。カッコイイが好きなベスらしいイベントで最高だと思った。記念すべき1回目の「WAKE ME!!! SHAKE ME!!! #1」はTHE NEATBEATSに加え、THE50回転ズ、キングブラザーズの3MANツアーの東北最終公演。その話を聞いた時は本当にビックリしたし、何よりも相当興奮してた（米沢前日の仙台公演のチケット、俺は既に先行でゲットしていてそれからすぐの出来事だった）。そうしている内あっという間にイベント当日が来て俺らのホーム、米沢LIVE ARBを会場にキングブラザーズ、50回転ズ、ニートビーツの順で最高のロックンロールパーティーが進んでいった。前もってベスから「アンタがいないと話にならんよ！」と打ち上げ参加の要請も貰っており（笑）、ちゃっかり打ち上げにも参加させて頂いた。その時ようやく出演バンド陣の面々と話が出来た。俺はだいぶ酔ってて舞い上がってたけど、あの輪に入るのはそりゃもうド緊張。見事に背筋ピーン！状態となりつつも、あれこれいろいろ話させて貰った。ライブに凄く影響を受けた事とか、好きなロックンロールの事とか、地元のシーンについてとか、DOIT2008の事とか。あの日は体バキバキ頭はベロベロだったけど本当に楽しかった。その後にLOSTAGE企画の「生活」というイベントでキングブラザーズと再会。その時も色々と話をさせて貰った。別れ際に「次の東北ツアーもあったら絶対行きますね！」そう彼らに伝えた。
年が明けて2016年5月29日に「WAKE ME!!!SHAKE ME!!! #2」が開催された。この日はニートビーツと山形のウーピーキャットビリーズ、そして我らが米沢のレザボアドッグスの3MANだった。タイラロックンロール兄貴もDJで参加していて、「遊びに来いよ」とベスから誘われていたけど、俺は仕事の都合という社会人ならではの理由により行けなかった。行った友人達からは、その日も最高にハッピーな一日だったと聞く。この日遊びに行けなかったのはかなり後悔してる。ベスが急逝したのはそれから約5ヶ月後の事だ。あまりにも突然過ぎる出来事だった。頭の中が真っ白だったし、全然理解しきれなかった。でもそれが現実だった。
彼女の葬儀に参列させて頂いた時、驚いた事があって。彼女の友達の数である。斎場に入り切れない程、沢山の人が彼女に会いに来た。ベスは本当に色んな人に愛されてたんだなって思った。そのぐらい彼女も友達一人一人を愛していたんだろうな。葬儀を終えた後、友人や先輩達と話をした。「WAKE ME!!! SHAKE ME!!!はどうするんだろう？」「誰かが彼女のイベントを繋いでいくべきではないのか？」どうやっていけばいいのか明確な答えは無かったけど、それは俺の頭の中でもよぎっていて、なんとかベスがやっていたイベントを残していきたい、繋いでいきたいという気持ちがあった。キングブラザーズからの連絡が届いたのはそれから間もなくしてからの事だった。
正直なところ、このイベント名を自分が継いでいいのかやっていいのか分からなかった。色々悩んだ。でも俺の中ではベスがいなかったら今回の繋がりは無かっただろうし、誰かがその引き金を引かなければベスの思いが詰まったイベントが途切れてしまう。キングブラザーズから連絡が来たとき、ベスにドンと背中を押された気がした。
「あんたやってみなよ」単なる自分のエゴなのかも知れないけど。それでもいいからやろうと思った。
「カッコイイバンドとカッコイイお客さんでカッコイイパーティーをやる」このイベントを。
メンツは既に決まっている。キングブラザーズ、そして地元からはKO-RIONI、時既に遅し、そして俺ら彗星が出演する。地元勢は同世代の自慢の仲間であり、ロックライバルだ。最高のパーティーをやるには申し分ないメンツだと思ってる。地獄のようなロックンロール天国を作り上げたい。最高な夜にする。カッコイイお客さん達、必ず大集合でお願いします。
ツアー、そして「WAKE ME!!! SHAKE ME!!!」。ロックンロールでいっぱいにしてやる。
是非遊びに来て下さい。気合入るね。
宜しくどうぞ。
＝渡部AL弘道＝