税金取られゼイゼイ

2019年10月から消費税が10%に変わり、もう1年以上が過ぎた。皆さんの暮らしはどう変わっただろうか?軽減税率やキャッシュレス決済といったシステムも次々と導入されたが、どのように反映されているだろうか?

 

税金は、国民の生活を良くしたり、必要な環境を整える目的で使われるものだと私は考えている。国土交通の整備、医療や社会保障の充実等がそれに当たる。徴収される税金には様々な形があり、この日本に住む者であれば何かしらの形で、誰も彼もが支払っている。納税の義務があるからだ。しかし、義務があるとはいえ、国家や地方自治体に献金している訳では決して無い。

 

一昔前から続く悪い流れだが、政治家による私利私欲目的の税金使用が後を絶たない。最近の話題で言えば森友・加計学園問題や桜を見る会の問題がそれに当たる。公費の不正使用は言語道断だ。不正で無くとも、近年の政府の公費使用目的は酷い。コロナ禍のスピード対応とはいえ、アベノマスクなる綿マスクの全戸配布、10万円の一律給付、Go To トラベルやらイートやら。確かに救われる人もいるだろうが、全てがプラスに動いたかと問われればそうではないだろう。手抜きのスピード重視だ。

 

この国に住む人々の暮らしが良くなるように、選んだ・選ばれた政治家を信じ(うさんくさいのもいるけど)、税金を納めている。だが、余りにも現状は酷過ぎる。政治家も政治家だが、選ぶ我々も我々だ。無責任、無頓着、無関心は恥晒しの類だ。いい加減にSNSやインターネット、都合のいいデマ、情報を垂れ流すだけのアホメディアからは脱却して、自分達の暮らしや国の動向を真っ直ぐに凝視していく必要がある。

 

『過去から学び、今を正さなければ、未来へは繋がらない。』

 

=渡部アルヲ=