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KARAGARA~双頭決闘篇・後日譚~

先日の『KARAGARA~双頭決闘篇~』にご来場頂いた皆さん、ありがとうございました。嵐でも来たかのような悪天候の中(雨バンドの本領発揮か...)、沢山のお客さんに足を運んで頂いて感謝しています。新しい音源も沢山買って頂き、久し振りに会えた友人もいたりで、とても嬉しかった。気に掛けて来てくれた気持ちが本当にありがたいです。

バンドが企画して、お客さんを呼んでライブする。バンドマンにとってはルーチンみたいな事だけど、会場に集まってくれる一人一人がいなければ成立しないし、その時限りの、二度と掴む事は出来ない貴重な時間・空間がライブです。尚且つ、コロナでなかなか開催出来なかった企画。やっと無事に開催できたというのもあり、本当に感無量です。

企画に出演してくれたミキサン計画、時既に遅し、THE ALLIGATOR BLUES。3組共、気合いの入った素晴らしいライブを見せてくれた。このメンツならば間違いない!と集まって貰った3組なんですが、本当に良い流れでロックンロールのバトンをトリの自分達まで運んで頂き、熱くて楽しい企画にする事が出来ました。最高最強の2人組達だった。本当にありがとうございます。

そして、LIVE ARBゴロウちゃん。毎度こちらの要望に沿って協力して頂いてありがとう。これからもお世話になります(笑)。

関わってくれた皆さん全員に感謝します。凄い夜を一緒に遊んでくれてありがとうございました。

 

さて、ご報告があります。2019年から自分の右腕としてバカスカドラムを叩いてくれたYU-YA君ですが、今回のKARAGARAを以て脱退となります。脱退の雰囲気を出さずに最後の衝突を行いたかったという意向もあり、事後の報告になりました。

忘れもしない、2019年の元旦にたまたま会い「ちょっと彗星でドラム叩いてみてくれない?」みたいな感じで声を掛けてみたら、まさかのOKを頂きまして(笑)。早いものであれから約5年。デカくてイカつい風貌と、優しい性格のナイスキャラクター。ドラミングもセンスあり、パワーありの最高の相棒です。YU-YA君の力添えがあり、衝突(ライブ)は勿論、音源も2枚も制作する事が出来ました。コロナ禍でも彗星が止まらず活動出来たのは、彼の支えがあったからこそです。

寂しくないと言えば嘘になりますが、彼には彼のこれからがあるので、俺も応援しようと思います。面倒を掛けた時もあったけど、今まで一緒に彗星をやってくれてありがとう。めっちゃ楽しかった!

 

自分は彗星を辞める気は全く無いので、新しいドラマーを探しながら進んでいこうと思います。この世の中、このご時世に言いたい事がたんまりあるし、彗星みたいなバンドもなかなかいないと思うので(笑)。激しいやつ、まだまだやりたいぜ。ロックンロール。

 

=渡部アルヲ=

 

 

~YU-YAから愛のコメント~

「この度、彗星を脱退する事になりました。理由としては、持病のヘルニアが悪化してきて納得のいく演奏が出来なくなってきた為です。ドラムは暫く休養しますが、ライブハウスに遊びに行ったり、イベントを企画したり、音楽には携わって行きたいと思っているので、今後も宜しくお願いします。形は変われど、彗星が終わる訳では無いので、引き続き応援宜しくお願いします。」

KARAGARA~双頭決闘篇~

さて次のブログはいつ書こうか、なんて思っている内にあっという間に1年以上経過しているというオチ。仕事から帰ってきてスマホチェックして、飯食って酒飲んで、ふわりと寝落ちして、ハッと目覚めてみれば、何も出来なかったという後悔の念に駆られる。嗚呼、自分の心の弱さよ。

そんな話は置いといて、久し振りの彗星企画『KARAGARA』ですってよ、奥さん。

 

第六弾の『KARAGARA』が椎野君とター坊が抜ける前なので、約5年前か。YU-YA君が入ってからは共同企画とかはあったけど、初めての『KARAGARA』開催になります。

企画の構想を練ってはいたものの、都合付かずだったり、COVID-19(以下、小人)の流行があったりで、なかなか開催に踏み切れなかったのですが、彗星結成10周年(自分でいうのもアレですが、オメデトウ!)という節目だったり、小人が落ち着いて来たり、そして何だかんだレコーディングは行っていて、漸くCDを発売できる状況になったので、今回の開催に至った訳であります。

 

今回のCD(夢グル〇プ社長っぽく言うとしーでー)ですが、彗星の歴代作品の中で最も制作に時間が掛かりました。録り始めたの2022年の5月。超ヤベエっすね(笑)。エンジニア担当してくれたS.U.N君も含め、皆の日程調整を合わせるのが難しかった事、俺自身のボーカル録音に時間が掛かってしまった事、小人に少なからず踊らされてしまった事。完成まで色々ありました。それでも、彗星史上最高のアルバムを作りたかったのです。忙しい中、YU-YA君をはじめ、S.U.N君やOga-KaoriパイセンやYukaちゃんが制作に全面協力してくれて、本当にありがたい限りです。ありがとうございます。

全てにおいて彗星史上汚い内容のアルバムになっているので、是非買って聞いて貰えると嬉しいです。一緒にロックンロールで汚れて笑おうぜ。

 

話がしーでーでズレてしまいましたが、俺の独断と偏見で書く第七弾『KARAGARA』の演者紹介。2人組祭だぜ、オーイェー。

 

・1番手 花小路から吹き荒れるアラクレ狂騒ロッキンパンクス『ミキサン計画』

初めてお会いしたのは2018年の夏前だろうか。俺がRide A Blindsとして弾き語りを本格的にやろうかとしていた時に、渡部花織アネキを通じて知り合ったと記憶している。山形市七日町にあるイカしたロックバー『ヱレキ酒場オリハント』を営んでいるロックンロールな御夫妻だ。山形市内で弾き語りライブをする時にとてもお世話になっています。感謝。

観客を煽りながらパワフルに歌い、叫び、暴れるミキサンと、黙々淡々と鬼軍曹の如くギターを掻き鳴らすMr.NO(アコギを歪ませたサウンド最高!)。まさしくパンクロックの真髄。激アツトップバッター、キメ込んでくれるでしょう。必見!

ロックンロール!

 

・2番手 美しさとしなやかさの間に存在する激情バイオレンスビートガールズ『時既に遅し』

付き合いはとてもとてーも長くなったあべあいこ(制服JK時代から知っている)とヒサヨからなる2ピースロックバンド。2人ともそれぞれ活躍ぶりが凄まじいので、今回のオファーを受けてくれた事に本当に感謝しています。

とにかく曲も歌詞もサウンドも抜群にカッコイイのだ。山形、米沢のロック娘代表格。雰囲気、センス共に衰える事を知らず、唯々進化の方向へ。対バンするのも久し振りなので個人的にも楽しみ。ワクワクするぜ。

ロックンロール!

 

・3番手  唸る!うねる!踊れ!踊れ!極上孤高の爆音グルーヴフォース『THE ALLIGATOR BLUES』

彗星の東京のアニキです。我々の企画にはなくてはならない存在、ワニー&ベニー。何回も米沢まで足を運んでくれて、色々とお世話になりまくってます。彗星が関東方面に衝突出来たのもアニキ達のお陰。それが今とても糧になってます。

ワニーのスライドしまくる轟音ギターと熱気湧き立つ咆哮、ベニーの圧倒的パワフルな爆走ドラム&素敵スマイル。2人が作り上げるライブの無敵感、ロックンロールは最強。皆、踊っちまうぜ!

アイドルのミシシッピ・ワニール・チャンは物販席から可愛さでグルーヴをサポート。見逃し厳禁!

ロックンロール!

 

・4番手  言いたい事にモザイク?コンプライアンスってなに?それ、、、ウマいんすか!!?『彗星』

※我々の詳細につきましては、『彗星とは』をご参照下さい。

 

今回の『KARAGARA』はこの4組で思いっきり衝突したいと思います。小人の流行があったり、各々の環境の変化があったり、山形のバンド事情ってのも俺が若かりし頃のような状況ではない感じがありますが、自分達は自分達のやり方で今に一投を投じさせて貰います。それで何が変わるのか、変えれるのかは知らないけど、思いとか熱量ってのは一丁前に持ってるつもり。この田舎町でずっと好きな事をやり続けてきたのだから。

お時間あらば、というよりはお時間を作って頂いて、是非遊びに来て貰えると嬉しいです。皆さん、何卒宜しくお願い致します。

ロックンロール!

 

=渡部アルヲ=

牛久

牛久というドキュメンタリー映画を観た。

自国で命の危険に遭い、やっとの思いで日本に逃げてきたのに難民申請を受け入れられず、当事者達が牛久入管で受けた仕打ち。隠しカメラに映された現実、インタビュアーへの直接の訴えが生々しく痛々しい。自分と同じ日本人が彼らに対し酷い事をしている悲しみ。そして憤り。

国会審議の様子も少し映る。「私には関係ないわ。」的な態度を取る法務大臣。眠りこける国会議員。ニタニタ笑っている国会議員。本当に国民の代表か?

カネと利権を欲しいが為に国会議員になった人間はこの世にどの位いるのだろう?選挙で選ぶ側も、真っ当誠実でやる気のある人間を選べるように、心を養わないといけないと再認識した。

多くの人に観られるべき、ストレートなドキュメンタリーだと思う。

 

=渡部アルヲ=

未来永劫

テクノロジーの発達により利便性が向上する一方、世界は簡略化された。人と人との関係が始まるには直接的に出会う事が第一歩だと思う。現在はコロナ禍なので、手段の一つとしてインターネットも主流ではあるが、その繋がりを作るのも簡単になり過ぎた気がする。直接出会わずに見知らぬ他人と画面だけでやり取りが出来てしまう。以前は人との連絡を取るならば、電話番号を聞く、メールアドレスを聞く等、ちょっとした相手への配慮を伴う行為が必須だった。メールで初めからやり取りするにしろ丁寧な言葉使いが必要だ。しかし、今はSNSのアカウント一つあれば自動販売機のようにボタン一つで終わる。「このアカウントをフォローしてくれれば大丈夫」といった教えやすさも一理あるだろう。しかし、そこから出てきたのは何となく繋がった振りと、節操も無くなった心の内の掃き溜めへの招待状であった。付き合いが浅く、よく内面も分からない人の、そのまた先に繋がっている人の、心の内を覗き見せるような言葉の羅列が、SNSのタイムラインに流々と流れていく。だったら見なければいい。御もっともな意見だと思う。しかし、そのメッセージの書き手側の言葉の選択やセンスもあるだろう。何でもかんでも書いて良い訳ではない。その判断もつかないのなら、言葉を発信する者として恥ずるべきだろう。

 

ちょっとした言葉のリスクはそこら中にのさばっている。物の言い草や固まった価値観、エゴイズムによる歪曲が肥大化して拡散され、他人の心理に悪影響を及ぼしてしまうのであれば、それはやはり問題だと思う。そのような悪影響を及ぼすリスクファクターは指摘、改善しなければならない。当の本人の意識が改善の方向に向いていなければ、微力だとしても、周囲にいる我々が気付かせ、改善の方向へ向かせる努力が必要だろう。捻じ曲がった正義感がそうさせているなら、更なる混沌に招かれ、多くの人同士の争いへ発展しかねない。

 

物体が形ある物である限り、いずれ壊れてしまう。人の教えも受け継がれなければ、それもまた然り。負の歴史から学んだ教訓が消えてしまう。

 

世界は簡略化、軽薄な時代になっている。しかし、人の心にある温もりは未来永劫であって欲しい。

 

全ては自分達の意識と行動次第である。

 

=渡部アルヲ=

税金取られゼイゼイ

2019年10月から消費税が10%に変わり、もう1年以上が過ぎた。皆さんの暮らしはどう変わっただろうか?軽減税率やキャッシュレス決済といったシステムも次々と導入されたが、どのように反映されているだろうか?

 

税金は、国民の生活を良くしたり、必要な環境を整える目的で使われるものだと私は考えている。国土交通の整備、医療や社会保障の充実等がそれに当たる。徴収される税金には様々な形があり、この日本に住む者であれば何かしらの形で、誰も彼もが支払っている。納税の義務があるからだ。しかし、義務があるとはいえ、国家や地方自治体に献金している訳では決して無い。

 

一昔前から続く悪い流れだが、政治家による私利私欲目的の税金使用が後を絶たない。最近の話題で言えば森友・加計学園問題や桜を見る会の問題がそれに当たる。公費の不正使用は言語道断だ。不正で無くとも、近年の政府の公費使用目的は酷い。コロナ禍のスピード対応とはいえ、アベノマスクなる綿マスクの全戸配布、10万円の一律給付、Go To トラベルやらイートやら。確かに救われる人もいるだろうが、全てがプラスに動いたかと問われればそうではないだろう。手抜きのスピード重視だ。

 

この国に住む人々の暮らしが良くなるように、選んだ・選ばれた政治家を信じ(うさんくさいのもいるけど)、税金を納めている。だが、余りにも現状は酷過ぎる。政治家も政治家だが、選ぶ我々も我々だ。無責任、無頓着、無関心は恥晒しの類だ。いい加減にSNSやインターネット、都合のいいデマ、情報を垂れ流すだけのアホメディアからは脱却して、自分達の暮らしや国の動向を真っ直ぐに凝視していく必要がある。

 

『過去から学び、今を正さなければ、未来へは繋がらない。』

 

=渡部アルヲ=